2012年01月31日 (火) | 編集 |


ラスカル「パパどこまで、おさんぽにいくミャ~?」
パパ(声)「三浦海岸の小松ヶ池に、カモを見に行こうよ。」
チワワ「さむいからぼく、かえりたいきゃ~ん。」
パパ(声)「早起きは三文の徳っていうから、いい事があるかもよ。」
●小松ヶ池


パパ(声)「おっ、カモの鳴き声が聞こえる。」
ラスカル「とおくのほうに、いるミャ~。」
チワワ「はやくみて、うちにかえろうきゃ~ん。」

河津桜で有名な小松ヶ池は、面積が1.5ヘクタール周囲が約500メートルあり、三浦半島で一番大きな池です。渡り鳥の飛来地としても有名で、野鳥・昆虫・植物の宝庫でもあります。

パパ(声)「エサをあげれば、近くに寄ってくるカモ・・・なんて。」
ラスカル「このパンをあげてみるミャ~。」
パパ(声)「全然寄ってこないね。」
チワワ「きっとおにぎりのほうが、すきなんだきゃ~ん。」

パパ(声)「あちゃ~。まずいことをしちゃった!」
ラスカル「どうしたミャ~?」
パパ(声)「生態系のバランスが崩れるから、エサはあげないでくださいって!」
チワワ「パパは、けいさつにたいほされるきゃ~ん!」

チワワ「ここはみうらはんとうで、きけんなばしょなのきゃ~ん?」


チワワ「カモはみれないし、さむいし、さいあくだきゃ~ん!」
ラスカル「あそこにさくらが、さいてるミャ~!」
パパ(声)「本当だ!ちょっと早い春だね。早起きして良かった良かった。」
ラスカル「ここにきて、よかったミャ~。」
■ロケ地:小松ヶ池(神奈川県三浦市)

むかし、この池のあたりがまだいくつかの小さな田に分かれていた頃、お松という働き者の嫁が一人田植えに励んでいました。お松は意地悪な姑に、一人ではとても無理なほどの田植えを言いつけられたのです。すでに太陽は、西山にかくれようとしているのに、田植えが終わらず困り果てたお松は天を仰いで「あと半刻あれば田植えを終わるものを」と嘆き悲しみました。すると不思議なことに西山に沈もうとした太陽がにわかに数尺も高く東ヘ戻り、おかげでお松は無事に田植えを終えることができました。しかし、その時、あたり一面は深い泥沼と変り、お松は水に呑まれてしまいました。それからというもの、雨の多い年が続いてやがて、この一帯はごらんのような池になったといわれています。(三浦市)


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