2018年06月15日 (金) | 編集 |


サクラ「きょうはミミちゃんの、つきめいにちですニャ~。」
パパ(声)「去年の今頃は、ミミちゃんが貧血で入院して大変だったね。」

ラスカル「このなかにはいって、びょういんにいくのを、いつもいやがっていたミャ~。」
パパ(声)「カチャって音がするだけで、隠れたもんね。」
ラスカル「にゅういんしてずっとごはんをたべなかったから、ぼくはすごくしんぱいだったミャ~。」
パパ(声)「そうだね。ごはんを食べられるようになったのは、2回目の輸血をした後の、入院11日目だったからね。」


入院後しばらくは危険な状態が続いていましたが、奇跡が始まったのは10日ほど経った頃でした。貧血はまだ治ってはいない。少し血尿もあったミミちゃん。しかし食欲が出て来たのです。高酸素治療室から出たがっていたミミちゃんは、少しづつ元気になり、13日目には獣医さんが「奇跡だ!」と言いました。

ラスカル「このなかにはいってかえってきたときは、うれしかったミャ~・・・。」

入院して15日目に、ミミちゃんは退院しました。この2週間は毎日様子を見に行きました。

サクラ「いつもここで、ねてましたニャ~。」
ラスカル「ここのまどから、よくそとをみていたミャ~。」

この場所がミミちゃんの基地でした。窓から近所の人や車を見ていました。病院は嫌だから帰ると泣いていた姿とは正反対に、ここにいると本当に安心しているのがわかりました。


ラスカル「このしゃしんのミミちゃんと、いつもめがあうミャ~。」
サクラ「なんていいたかったんでしょうニャ~?」
パパ(声)「きっと・・・ぼくは幸せだよ・・・だよ。」



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