５ヶ月ぶりのちいさな旅は、久里浜へ


久里浜
　ペリー上陸の地として知られている久里浜は、三浦半島の真ん中横須賀市の東部にある町です。人気のスポットは「くりはま花の国」です。ポピーやコスモスなどがきれいに咲きます。また三浦半島の海の玄関口であり、南房総や伊豆大島、大分への船が発着しています。



カナ「おはようございます。きょうは、くりはまにきたよ。」
パパ（声）「カナちゃんのシリーズ“ちいさな旅”は、五ヵ月ぶりだね。」
カナ「うん。たのしみだな。」
パパ（声）「久里浜で有名なのは、くりはま花の国だけど、コスモスのシーズンが終わっちゃったからね。」
カナ「どこにいくの？」
パパ（声）「駅の近くを歩いてみようか？」
カナ「うん。」



パパ（声）「横須賀線の終端部に近い踏切。時々電車が通過するらしいけど、見たことがない。」



カナ「このせんろは、どこまでつづいているの？」
パパ（声）「もう少し先までだよ。行ってみようか？」


カナ「くさがはえてる。」
パパ（声）「使用感がないね。今はここ使ってないのかな？」


パパ（声）「朝顔が咲いてる。」



カナ「パパ・・・。」
パパ（声）「線路はここで終わりだよ。」
カナ「パパ・・・でんしゃ・・・。」
パパ（声）「えっ？」
カナ「こっちにくるよ。」


カナ「ほら、あそこ・・・。」
パパ（声）「なんでなんで？踏切鳴ってるし、電車がこの線路上にいるし・・・。なんでなんで？」



カナ「くさがボーボーでも、でんしゃがゆっくりはしってきたよ。」
パパ（声）「かなりレアな瞬間に出っくわしたね。信じられないっていうか、ある意味ラッキーというか・・・。」
カナ「せんろをあるいてきたから、もうすこしおそかったら、あぶなかったね。」
パパ（声）「うん。終点の久里浜駅から、ここまで来るって何で？久里浜駅で折り返してるのに、不思議でならない。」
カナ「ふしぎでおもしろかったね、パパ。」


パパ（声）「それで、すぐに折り返して去って行った。」

■ロケ地：八幡第一踏切（神奈川県横須賀市久里浜）

カナちゃんのシリーズ『ちいさな旅』は、５月末の称名寺（横浜市金沢区）に続き、２回目は横須賀市久里浜です。今回は駅を中心に、円を描くような形で歩いてみました。今日から３回のシリーズでの、更新となります。１回目はいきなり横須賀線のレアな踏切と線路で、貴重な経験をしたところからスタートしました。この線路は昼間は空いているそうですが、横須賀線の引上げ線（一時的に本線から車両を引き上げる為の側線）への入れ替えをする早朝と深夜に、遮断機が下りるそうです。昔からたまに電車が通るとは聞いていたのですが、まさかたまたま散歩中にこんな場面に遭遇するとは驚きでした。

※自分勝手な判断で線路内に立ち入ってしまったことを、深く反省しています。

明日につづく